良品探訪の旅

 ビンテージ「BOSTON鉛筆削り」を探究中です
2009.06.24

学校でシャープペンシルの使用が許されたのが1970年代後半と聞きます。思い起こすと、私がシャーペンを筆箱に入れて学校に行ったのは中学生からでした。 よって小学生時代は自宅で本当に鉛筆削りのお世話になりました。写真にある赤い三菱製のタイプは30年前はシェアが高かったので、見覚えのある方が多い と思います。ゴリゴリゴリ・・と独特の音を発しながら鉛筆を削ることは今の生活にはありませんが、ある時に急に思い起こされ郷愁に襲われてしまいました。 ですが、私が収集しているのは日本製の鉛筆削りではありません。大量生産&消費時代の代物はどこかチープなデザインと材質なのです。 カッコいいなー・・とオークションで競り落としたものは、なぜかほとんどが米国ボストン社製の物でした。 私が小学生の頃に米国で使われていた頃の物が度々オークションに出品されていますが、中には戦前の物もあります。 その錆びれっぷりがいいです。同じ頃にドイツではファーバー・カステルが鉛筆削りを多く世に送っていましたが、こちらはヨーロッパらしく洗練されてい て、今見てもお洒落なデザインです。それに比べて米国ボストン製の物は、この無骨さが今となっては魅力あるものとなり再登場しています。 残念ながら製造元であった老舗鉛筆削り会社のC. HOWARD HUNT PENHU社が他社に買収され、ボストン名の鉛筆削りは姿を消しつつあります。 ボストンは、決して日本製品のクオリティーの高さには及びませんが、デザインには存在感と味があり、心引かれるものがあります。 昔の削り器は土台を机にビス打ちして固定して使用していました。コレクションをし、そしてインテリアとする価値も十分にあります。 えっ私の年齢ですか?・・・同年代の有名人でいうと 阿部 寛、堤真一、椎名桔平、近藤真彦、楽天の三木谷社長らが私と同じ45歳です。 同じ時代を生きた彼らもシャープペンを使ったのは中学生からのはずなので、おそらく手動鉛筆削りのメンテナンスは得意なはずです。 ここ数日でたくさんのボストンが各地から入荷してまいりますが、転売目的で集めたものではないので販売はいたしません。 ですが、ボストンのデザインを引き継いだX-ACTO製の鉛筆削りが2種類在庫してありますので、ご興味のある方はそちらをお問合せください。

【X-ACTO製の鉛筆削りを購入する】↓
http://store.shopping.yahoo.co.jp/mita-webshop/search.html?p=X-ACTO&x=65&y=9


【錆び錆びの写真のタイプについて説明】
商品名:「Boston Pencil Sharpener, model L vintage old 」
製造期:1940年代
サイズ:W68×H95×D125mm
原産国:アメリカ