いったい何屋を目指しているのだろう?と疑問に思うくらいにPineiderの商材は幅広いのです。
貴族御用達のレターセットや名入れの鉛筆ケース、エンボッサー等の古典的な文具もあれば、ミラノファッションを意識した鞄や靴まであります。
エグゼクティブが憧れるような上質な革製品もあれば、少女チックなキーホルダーまで。これはベンツやBMWと同じで、
日本人のある層が好むものを選択して紹介するセンスが問われます。筆記具は全アイテムをサンプル発注しましたが、
その他についてはヤングエグゼクティブが好む商材に絞り込むことにしました。「万が一全く売れなかったら自分らで使えばいいや」って
くらいに楽観的になれなければ、怖くて初めて日本に輸入するイタリアの商材は仕入れることはできません。かくして定価で2千万円ほどの
サンプルを発注することとなりました。この仕事がワクワク楽しいものとなるのか、不安で眠れない日々となるのか、賭けてみることになりました。
資金は銀行からの融資でほとんどが在庫への投資。会社の現有資産と己一人で運営するので、家賃と人件費はなし。とにかくやってみよう!